名将ジョージ・カールが若き日のカーメロ・アンソニーに言及「個人主義者」「守備よりも得点するのが好き」

37歳の大ベテランとなったスーパースターのカーメロ・アンソニーは、日本時間8月7日(現地6日)にロサンゼルス・レイカーズと契約した。同じ2003年ドラフト組の盟友レブロン・ジェームズとタッグを組んで自身初のリーグ優勝を目指すが、NBA入り当時に指導していた名将ジョージ・カールは、アンソニーが今ほど成熟していなかったことを指摘して波紋を呼んでいる。 アンソニーがレイカーズに加入し、ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルック(今オフにワシントン・ウィザーズからトレードで獲得)と強力なカルテットが完成。これまで得点王1回、オールスター出場10回、通算得点歴代12位(2万7370得点)、五輪金メダル獲得3回など、リーグを代表する選手の1人としてプレイしてきたなかで、キャリアで唯一手にしていないNBAチャンピオンの称号獲りに燃える。 2005~11年にデンバー・ナゲッツで師弟関係にあった名将ジョージ・カールは8月10日(同9日)、アンソニーがレイカーズでのチャンピオンシップ獲得にフォーカスしているというニュースを引用し、「メロはデンバーで、ボールホッグ(ボールを独占する選手)、そして(形だけの)ディフェンダーだった」とツイート。これにファンから非難や主張が殺到し、あくまでナゲッツ時代のことだとしながらも、「彼は今まで見た中で最も偉大なスコアラーの1人。殿堂入り確実の選手であり、デンバーの永久欠番になるべきだ。ただ、デンバーではチーム第一優先の選手でも、良いディフェンダーでもなかった。彼がトレードを要求した時は、動揺させられた」と振り返った。 さらに、ジョージ・カールは8月12日(同11日)に出演した『CBS Sports Radio』の番組『Tiki & Tierney』で、ツイートを補足するコメントを残している。 「メロは素晴らしい選手だった。彼がデンバーのフランチャイズを好転させたことは否定できない。実力に疑いの余地はないが、個人主義者だ。そして、ディフェンスするよりも、得点するのが好きだった。この2~3年のメロは、素晴らしかった。彼が5年前にベンチプレイヤーの役割を受け入れていたら、最優秀シックスマンを受賞していただろう。ジャマール・クロフォードのようになっていたと思う」 2019年11月にポートランド・トレイルブレイザーズと契約し、デイミアン・リラード、CJ・マッカラムに次ぐ第3の男としての役割を受け入れて復活したアンソニー。それも、若き日の経験や失敗があってこその成長だと言えるかもしれない。

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