マイアミ・ヒートから無制限FA(フリーエージェント)となったアンドレ・イグダーラが、古巣のゴールデンステイト・ウォリアーズ復帰で合意したという。代理人を務めるブランドン・ローゼンタール氏が語ったと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。 イグダーラは37歳となったヒート所属2年目の2020-21シーズン、63試合に出場して平均4.4得点、3.5リバウンド、2.3アシスト、フィールドゴール成功率38.3%という成績にとどまった。今オフ、ヒートは1500万ドル(約16億5000万円)のチームオプションを辞退。イグダーラは無制限FAとなった。 そのなかで、2019年まで所属していたウォリアーズとベテラン最低保証額での1年契約に合意したという。『ニューヨーク・タイムズ』は、日本時間8月7日(現地6日)にイグダーラのインタビューを掲載。一度は引退も考えたなかで「もう少し時間は残っている」と思い直したと言い、「あと数年ある。3年とは言わないが、1~2年だ」と語っている。 イグダーラはプロ10年目の2013-14シーズンにウォリアーズへ移籍。守備のスペシャリストとして重宝され、在籍6年間でチームは5年連続NBAファイナル進出、リーグ優勝3回と黄金期を迎え、イグダーラ自身も2015年にはファイナルMVPに輝いた。 「ファンとの関係、ベイ(エリア)との関係、そこでキャリアを終えるチャンスがあるなら、それはスペシャルだ」 このように話す職人イグダーラの復帰の一報を受け、エースのステフィン・カリーは自身のツイッターで「お帰りなさい、プロ」と歓迎のメッセージを綴っている。