ワシントン・ウィザーズは日本時間7月18日(現地17日)、フランチャイズ第25代目HC(ヘッドコーチ)としてデンバー・ナゲッツのアシスタントコーチを務めていたウェス・アンセルドJr.と契約を結んだことを正式発表した。 ウィザーズは2016年4月からスコット・ブルックス前HCがチームを率い、在任中は勝率183勝207敗(.469)を記録。勝利数は球団史上5位にランクインしていたが、今オフに新しい契約の条件で折り合いがつかず、袂を分かつことになった。 後任の座についたアンセルドJr.は、フランチャイズOBで、元HCでもあるウェス・アンセルドの息子。プロ選手としての経験はないが、1997年にジョンズ・ホプキンズ大を卒業したあとはウィザーズにスカウトやアシスタントコーチなどで14年在籍し、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、オーランド・マジック、ナゲッツのアシスタントコーチを務めてきた。 ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)は、「ウェスはNBAで最も高く評価されているアシスタントコーチの1人で、検討した候補者のラージグループの中でも群を抜いていた。彼がベストの選択だったのは間違いない。我々を次のレベルに導いてくれるだろう」と人選に満足の言葉を述べた。 また、アンセルドJr.も「ファンとともに、ウィザーズバスケットボールの新たなスタンダードを確立することを楽しみにしている」と談話を発表している。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、契約内容は4年になるという。