『ESPN』は、ダラス・マーベリックスがチームOBのジェイソン・キッドをヘッドコーチとして招聘しようとしていると報じた。レポートによると、オーナーのマーク・キューバンは近日中に新しいジェネラルマネージャーを採用する見込みで、その人物との議論の中でキッドを新ヘッドコーチのターゲットにしているという。 今季キッドは、ロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチとして2シーズン目を過ごしていた。過去にはブルックリン・ネッツで1シーズン、ミルウォーキー・バックスで3シーズン半にわたりチームを指揮した経験がある。通算では183勝190敗を記録している。 マーベリックスは変革期を迎えており、日本時間6月18日(現地17日)にはチームを13シーズンにわたって指揮した前任のリック・カーライルHCが辞任。その前日には、24シーズンにわたってチームを支えたドニー・ネルソンGMが退任していた。 なお、その後インディアナ・ペイサーズのヘッドコーチに就任したカーライルは、「ジェイソン・キッドが次のマーベリックスのコーチになることを願っている。彼とルカ(ドンチッチ)は選手として共通点が多いからだ」と語っている。 「ルカにとってもジェイソンにとっても素晴らしい状況になると思う。この2人を指導し、バスケットボール選手としての素質のすべてを知っているのは、地球上で私だけだ。単なる一意見だけど、すばらしい組み合わせだと思うよ」 キッドは現役時代、2007-08シーズンの途中から2011-12シーズンにかけてマーベリックスでプレイ。当時ヘッドコーチのカーライルとともに、2011年の優勝に貢献している。 また、マーベリックスはフロントに長くナイキの幹部を務めているニコ・ハリソンを加えようと話し合いをしているという。ハリソンはルカ・ドンチッチを含めたNBAの選手たちと強力なパイプを持っているとされ、他チームからも秋波を送られていたという。