ボストン・セルティックスは日本時間6月19日(現地18日)、ケンバ・ウォーカー、2021年のドラフト1巡目指名権、25年のドラフト2巡目指名権を放出し、オクラホマシティ・サンダーからアル・ホーフォード、モーゼス・ブラウン、23年のドラフト2巡目指名権を獲得したと発表した。 ウォーカーは2019年7月、4年総額1億4100万ドル(約155億円)でシャーロット・ホーネッツからサイン&トレードでセルティックスへ。移籍初年度はジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンとともに平均20得点超えを果たし、プレイオフでカンファレンス決勝まで進出する原動力の1人となった。 しかし、今季は左ひざの故障で開幕11試合を欠場するなど出遅れ、なかなか調子が上がらず。43試合に出場して平均19.3得点、4.9アシストを挙げたが、チームはプレイオフ1回戦でブルックリン・ネッツに1勝4敗であっけなく敗れた。 シーズンが完全終了する前のトレードは珍しいが、チームにとっては来季に向けてそれだけ重要な動きと言っていいだろう。ヘッドコーチから球団社長となったブラッド・スティーブンスにとっても、新たな役職での“初仕事”となったが、ウォーカーについて球団を通じてこのように声明を出している。 「ケンバはボストンに来た初日から真のプロだった。セルティックスとボストンの街に貢献してくれたことに感謝したい」 また、同僚だったマーカス・スマートは自身のツイッターに「今まででベストチームメイトの1人。生涯ファミリーだ」と綴り、トリスタン・トンプソンも「兄弟、一緒にプレイできて嬉しかった。オクラホマシティは特別なタレントを獲得した」とメッセージを送った。 一方、サンダーから加入することになった35歳のホーフォードは、2016~19年にセルティックスに在籍。今季は28試合の出場にとどまったが、ファシリテーターとしての能力には定評がある。 スティーブンス新球団社長も「アルはボストン在籍中、コート内外で重要な役割を果たした。彼の多様なスキルセットは、ベテランとしての経験とリーダーシップとともに、素晴らしい補強になる」と語っており、テイタムとブラウンのサポート役が期待される。