デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、今季シーズンMVPの有力候補の1人だ。ナゲッツではNBA入りから6年過ごしているが、このまま1チームでキャリアを終えることを望んでいるという。 ヨキッチは、日本時間5月31日(現地30日)に放送された母国セルビアのセルビア国営放送とのインタビュー(今季開幕前に撮影)の中で、今後のキャリアについて言及。ナゲッツ一筋で現役を過ごしたいと、チームへの忠誠を誓った。 「デンバーに来たとき、デンバーのティム・ダンカンになりたいと言ったんだ。彼はサンアントニオ一筋でキャリアを終えたからね。許されるなら、ずっとデンバーでプレイしたい」 ティム・ダンカンは1997年のドラフト全体1位指名でサンアントニ・スパーズに入団。その後19シーズンにわたりスパーズ一筋を貫き、チームを5度のリーグ制覇に導いた。キャリア通算では1389試合で平均19.0得点、10.8リバウンド、3.0アシスト、2.2ブロックを記録しており、昨年には殿堂入りを果たしている。 昨今のNBAでは選手がひとつの球団でキャリアを全うすることが稀となっているだけに、26歳のスーパースターの発言にナゲッツも一安心したことだろう。果たして26歳のヨキッチが、歴代最高峰のビッグマンと讃えられるダンカンと同じ道を歩むのか、今後もその活躍に注目だ。