ボストン・セルティックスのレジェンドであるケビン・ガーネットは、古巣のロゴを踏みつけたブルックリン・ネッツのカイリー・アービングの行動に納得していないようだ。 日本時間5月31日(現地30日)に行われたネッツとボストン・セルティックスのプレイオフ1回戦第4戦は、141-126でネッツが勝利してシリーズ突破に王手。しかし、試合以上に話題となったのが、試合後に起きた騒動だ。古巣との一戦でブーイングを浴び続けたアービングが、試合終了後にセンターサークルのセルティックスロゴを踏みつけるような仕草を見せると、その後ロッカールームに戻る際、観客がアービングに向けてペットボトルを投げつけたのだった(ペットボトルを投げた観客はその後逮捕)。 選手への敬意を欠いたファンの暴挙は許されることではない。しかし、2008年にセルティックスで優勝を果たしたガーネットは、アービングの行動も見過ごされるべきではないと自身のインスタグラムで見解を示した。 「カイリーがラッキー(ロゴキャラクターの名称)を踏みつけたことに、誰も何も言わないのかい? まるで見て見ぬ振りだが、どういうことなんだろうか。あんなことをしてはいけない。まったくクールじゃないよ。全員がもっと良くならなければいけないと思う」 2019年のフリーエージェント市場でアービングがセルティックスを去った際、「ボストンはタフな街。肝が据わっていないとプレイできない」と語るなど、セルティックスに在籍したことに高い誇りを持つガーネット。それだけに今回のアービングの行動には黙っていられなかったようだ。 今回の騒動について様々な意見が見られるなか、アービングはプレイで周囲の雑音を静めることができるのか。注目のシリーズ第5戦は、6月2日(同1日)にネッツの本拠地バークレイズ・センターで開催される。