クリーブランド・キャバリアーズは、今季22勝50敗(イースト13位)と低迷し、3年連続でプレイオフし進出を逃した。そんななかシーズン終了後のオフシーズンに、エースのコリン・セクストンがトレードされる可能性があるという。 地元メディア『Cleveland Plain Dealer』のテリー・プルート記者は、キャバリアーズが迎えるオフシーズンで直面する金銭的な問題について以下のように報じている。 「コービー・アルトマンGM(ゼネラルマネージャー)の課題は、サラリーキャップを崩壊させずにセクストンとジャレット・アレンにどうやって支払いをするか。私は、常に全力で、得点力の高いセクストンのファンだ。ドラフト8位指名で平均24得点取れる選手は、過去10年でほぼいないだろう。ただ、彼がマックス契約を臨むことが予想されるなか、キャバリアーズはそれに応じるべきではない」 22歳のセクストンは、3年目の今季60試合で平均24.3得点、3.1リバウンド、4.4アシスト、3ポイント成功率37.1%を記録。来季限りでルーキー契約が切れ、今夏のオフシーズンでチームと契約延長を結ぶことができる。 身長185cmとサイズはないが、リーグ屈指の得点力を誇るセクストン。しかし、ボール所有率の高いそのプレイスタイルに、チームメイトは不満を示しているとの噂も浮上している。そんななか、プルート記者は、今夏は制限付きフリーエージェントになるビッグマンのアレンとの契約を優先するべきとの見解を示した。 「2人のNBA関係者はセクストンのトレードを薦めている。ポイントとしては、アレンとだけ1億ドル相当の契約を結ぶべきだということ。ケビン・ラブの契約があるため、アレンとセクストンの2人と契約すればサラリーキャップが破綻する」 キャバリアーズでは、今季セクストンとバックコートを組んだ2年目のダリアス・ガーランドも、平均17.4得点、6.1アシストと大きく成長。また、ルーキーのアイザック・オコロも随所でポテンシャルの高さを披露するなど、ガードをプレイできるタレントは豊富だ。 上位指名権獲得の可能性が高い今年のドラフトを含め、果たしてフロントはどのような決断を下すのだろうか。