ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、日本時間5月29日(同28日)に行われたブルックリン・ネッツとのプレイオフ1回戦第3戦でポストシーズン自己最多となる50得点(フィールドゴール16/30、3ポイント5/11、フリースロー13/15)、6リバウンド、7アシスト、2スティール、1ブロックを記録した。『NBA.com』のスティーブ・アシュバーナー記者も、「コート上で最高の選手だった」と称賛している。 シリーズ2連敗、その2試合で平均15.0得点に終わっていたテイタムは、第3戦で爆発。立ち上がりに4-19のランを食らって大きなビハインドを背負うなか、次々とフィールドゴールを成功させ、チームを125-119の逆転勝利に導いた。 ネッツはジェームズ・ハーデンが41得点、ケビン・デュラントが39得点、カイリー・アービングが16得点と“ビッグ3”が存在感を示すなか、テイタムは両チーム最多の50得点。セルティックスの選手としては、ボブ・クージー(50得点)、サム・ジョーンズ(51得点)、ジョン・ハブリチェック(54得点)、レイ・アレン(51得点)、アイザイア・トーマス(53得点)に続いて史上6人目となるプレイオフ50得点で、これはリック・バリー(23歳21日)、マイケル・ジョーダン(23歳62日)に次ぎNBA史上3番目の若さ(23歳86日)での快挙となった。 ブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)はエースのテイタムに対して、「彼はどんどん上手くなっている。23歳で進化を続けてる。『特別』という言葉を私はあまり使わないが、間違いなく特別な存在だ。彼は得点するユニークな能力を備えている。角度を見つけ出し、正しい動きをできるビジョンもある。今夜はスーパーだった。ただ、今年はシーズンを通してずっとそうだけどね」と絶大な信頼を寄せている。 シリーズ第4戦は5月31日(同30日)にTDガーデンで開催予定。再びテイタムが火を噴くのか、注目が集まる。