八村塁が所属するワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールが、自身が負っているハムストリングの怪我がまだ完治していないと明かした。 ビールはレギュラーシーズン最終戦となった日本時間5月17日(現地16日)のシャーロット・ホーネッツ戦で4試合ぶりに戦列復帰。FG成功率29.7%(8/27)と精度は欠いたが、出場34分で試合最多の25得点を記録し、115-110で勝利したチームに貢献した。 イースト8位が確定したウィザーズは、19日(同18日)にプレイイン・トーナメントでイースト第7シードを懸けてボストン・セルティックスと対戦するが、エースの状態は万全ではない。ビールがホーネッツ戦後に語った内容を、『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が報じている。 「悪化していないのはいいことだね。元の状態より悪くはなっていないが、たぶん100%の状態にはならないだろう。自分ができる限りの対応をしなければいけないね」 ビールは9日(同8日)のインディアナ・ペイサーズ戦でハムストリングを負傷し、その後3試合を欠場。怪我が完治していないなか、ホーネッツ戦での復帰は難しい判断だったと語るも、チームメイトを失望させたくなかったため出場を決断したとしている。 ビールは今季60試合に出場し、リーグ2位の平均31.3得点、4.7リバウンド、4.4アシスト、1.2スティールを記録。プレイオフ出場権を争うプレイイン・トーナメントでも得点源としてチームを牽引することが期待される。 コンディションは完璧ではないものの、「思ったほど痛みはなかったし、いい感じだよ」と本人もプレイすることに意欲的な姿勢を見せるなか、どのようなパフォーマンスを披露してくれるのか注目となる。