日本時間5月17日(現地16日)、ブルックリン・ネッツのカイリー・アーンビングが快挙を達成した。 レギュラーシーズン最終戦となったクリーブランド・キャバリアーズ戦に出場したアービングは、フィールドゴール11本中7本(3ポイント3/3)沈めて17得点を記録。今季の通算FG成功率を50.6%、3ポイント成功率を40.2%、フリースロー成功率を92.2%とし、エリートシューターの証である“50-40-90”(FG成功率50%以上、3ポイント成功率40%以上、フリースロー成功率90%以上)をクリアした。 この成績をクリアしたのはNBA史上9人目(過去の達成者:ケビン・デュラント、ラリー・バード、マーク・プライス、レジー・ミラー、スティーブ・ナッシュ、ダーク・ノビツキー、ステフィン・カリー、マルコム・ブログドン)。また、今季アービングは平均26.9得点を残したが、最低平均25得点を記録した上で達成するのは史上4人目だ。 2012-13シーズンのオクラホマシティ・サンダー時代に自身も平均25得点以上の“50-40-90”を達成している同僚のデュラントは、「カイはとんでもないシーズンを過ごした。あのサイズでいつどこからでも得点できるのは、本当にすごい。彼が達成して嬉しいし、今回が最後ではないはずだよ」と、アービングを称賛した。 この日、123-109で勝利したネッツは、イースト2位(48勝24敗)でプレイオフを迎えることが決定。1回戦では、19日(同18日)に開催されるプレイイン・トーナメントのセブン・エイト・ゲーム、ボストン・セルティックス対ワシントン・ウィザーズの勝者が相手となる。 平均25得点以上での“50-40-90”達成者は以下の通り。カッコ内は達成したシーズンと当時の在籍チーム。 ■カイリー・アービング(2020-21シーズン/ブルックリン・ネッツ):平均26.9得点、FG成功率50.6%、3ポイント成功率40.2%、フリースロー成功率92.2% ■ステフィン・カリー(2015-16シーズン/ゴールデンステイト・ウォリアーズ):平均30.1得点、FG成功率50.4%、3ポイント成功率45.4%、フリースロー成功率90.8% ■ケビン・デュラント(2012-13シーズン/オクラホマシティ・サンダー):平均28.1得点、FG成功率51.0%、3ポイント成功率41.6%、フリースロー成功率90.5% ■ラリー・バード(1987-88シーズン/ボストン・セルティックス):平均29.9得点、FG成功率52.7%、3ポイント成功率41.4%、フリースロー成功率91.6% ■ラリー・バード(1986-87シーズン/ボストン・セルティックス):平均28.1得点、FG成功率52.5%、3ポイント成功率40.0%、フリースロー成功率91.0%