日本時間5月11日(現地10日)、ステイトファーム・アリーナでイースト5位のアトランタ・ホークス(37勝31敗)と、同9位のワシントン・ウィザーズ(32勝36敗)が対戦する。ホークスはプレイオフ、ウィザーズはプレイイン・トーナメント出場権獲得のため、互いに負けられない一戦となる。 あと2勝でプレイイン・トーナメントへの出場が確定するウィザーズは、9日(同8日)のインディアナ・ペイサーズ戦で歴代最多タイとなる通算181回目のトリプルダブルを達成したラッセル・ウェストブルックの活躍に期待が懸かる。直近4試合で平均22.3点、17.3リバウンド、18.3アシストと大暴れし、その全てでトリプルダブルを記録。得点ランキング2位のブラッドリー・ビールがハムストリングの怪我により欠場するため、ウィザーズが勝利するにはウェストブルックによる八面六臂の活躍が不可欠となる。 エースが不在となるウィザーズにとって明るいニュースは、体調不良により欠場していた八村塁が先のペイサーズ戦で復帰したことだろう。5日ぶりの試合で35分間出場し、13点、6リバウンド、1ブロックと復調をアピール。今季ビールが欠場した試合で平均18.3点と積極的に仕掛けていただけに、チームの起爆剤となれるか注目だ。 対するホークスはオフェンスが好調で、過去4試合で3勝を挙げている。エース兼司令塔のトレイ・ヤング、3ポイントシューターのボグダン・ボグダノビッチ、内外で得点が取れるジョン・コリンズ、リバウンドマシンのクリント・カペラ、ベテランのダニーロ・ガリナーリなど実力者が揃っており、タレント力はイースト屈指。5月はFG成功率54.2%、3ポイント成功率44.3%と高確率でシュートを決め、リーグトップのオフェンシブ・レイティング(125,8)を誇っている。ウィザーズとの前回対戦では、両軍合計で9つのテクニカルファウル、3人の退場者が出る大荒れの展開のなか、ヤングが41点を叩き出してホークスを116-100の勝利に導いた。 ホークスはイースト4位のニューヨーク・ニックスを1ゲーム差で追いかけており、プレイオフ1回戦でのホームコート・アドバンテージ獲得に向けて勝利が欲しい。一方、同11位のシカゴ・ブルズと3ゲーム差をつけるウィザーズは、勝てればプレイイン進出が大きく近づく。ブルズにプレッシャーを与えるためにも落とせない大一番となる。