2021年のフリーエージェント(FA)市場で最も注目を浴びるのは、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードだろう。リーグ屈指のスーパースターであるレナードが移籍すれば、リーグの勢力図を大きく変えることになるが、どうやらクリッパーズに残留する可能性が高いようだ。 日本時間4月8日(現地7日)、『The Athletic』のサム・アミック記者とジョン・ホリンジャー記者は連名の記事にて、レナードの去就について以下のように伝えている。 「予想外のことが起きるのがNBAではあるが、レナードに関してはクリッパーズと再契約を結ぶ見込みだと大方予想されている。クリッパーズ関係者とライバルチームの幹部も同じ見解だ。残留が確約されているわけではないが、レナードの地元地域でプレイしたいという思いが、FAでの決断に大きく影響することは広く知られている」 レナードは2018-19シーズンに在籍したトロント・ラプターズをフランチャイズ初のリーグ優勝に導いた後、FAとなった2019年7月にクリッパーズと契約。加入1年目の昨季は優勝候補の一つとして評されるも、カンファレンス準決勝で敗退した。 レナードは今季平均25.8得点、6.7リバウンド、5.0アシスト、1.8スティールを記録。相棒であるポール・ジョージとともに、ウェスト3位(33勝18敗)につけるクリッパーズを牽引している。