サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンについて、移籍の噂が上がっている。日本時間4月8日(現地7日)、『The Athletic』のサム・アミック記者とジョン・ホリンジャー記者は連名の記事にて、今季終了後にフリーエージェント(FA)になるデローザンが、FA市場で様々な選択肢を模索するだろうと報じた。 「デローザンの状況について詳しい人物によれば、デローザンは選択肢を大きく広げてFA市場にアプローチするという。スパーズでの3シーズンでデローザンは自らの得点を犠牲にし、プレイメイカーとして成長。そこで得た万能なオフェンスプレイヤーという評価を最大限利用するだろう」 デローザンは2018年7月にカワイ・レナード(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とのトレードで、トロント・ラプターズからスパーズに移籍。12年目の今季は平均21.0得点、4.4リバウンド、キャリアハイの7.0アシストを記録している。ラプターズではキャリア通算平均3.1アシストだったが、スパーズ加入以降は平均6.1アシストとファシリテイターとして成長を遂げた。3ポイントこそ苦手にするが、通算では平均20.1得点をマークしている。 移籍先によってはリーグのパワーバランスに影響を与えるだけに、ハイレベルなスコアリング能力を誇るデローザンの去就に注目が集まる。