デマーカス・カズンズがクリッパーズデビュー「キャリア最高のコンディション」

ロサンゼルス・クリッパーズと日本時間4月6日(現地5日)に10日間契約を結んだデマーカス・カズンズが、7日(同6日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で新天地デビューを飾った。クリッパーズが133-116で勝利した試合で7分プレイしたカズンズは、フィールドゴールを4本中3本を沈めて7得点、4リバウンド、2アシストを記録している。 2018年にアキレス腱断裂、2019年に大腿四頭筋断裂、昨季開幕前には左ひざの前十字靭帯断裂と近年は怪我に悩まされていたカズンズ。復活を期して臨んだ今季はヒューストン・ロケッツで25試合に出場した後、再建を進めたいというチームと合意の下で今年2月に退団していた。 優勝候補の一角と目されるクリッパーズで再スタートを切ったカズンズだが、自らの健康状態には「体調は素晴らしい」と自信を見せた。カズンズがブレイザーズ戦後に語ったコメントを、『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。 「もしかしたらキャリア最高のコンディションなんじゃないかな。現時点ではコートに出てやれることを全てやる。自分が健康であると証明し、高いレベルでプレイし続けるだけ。自分の立場は理解している。どんなチャンスでも最大限活かしたいと思っているよ。このチームはリーグで最も弱点が少ないチームの一つ。チームを助けるためにできることは、なんでもするつもりだ」 この試合で36得点を挙げた同僚のポール・ジョージも、カズンズはまだまだやれると期待を寄せている。 「彼はオールスター選手で、まだリーグ屈指のスキルを持つビッグマンだ。フィニッシュもできるし、リバウンドも取る。今日は彼ができる様々なことが見れたし、まだ力が十分残っていると証明したね」 30歳のカズンズはキャリア通算で591試合に出場し、平均20.7点、10.7リバウンド、3.2アシスト、1.4スティール、1.2ブロックを記録。これまでオールスターに4度、オールNBA2ndチームに2度、アメリカ代表(2016年リオ五輪)に1度選出されている。 クリッパーズは現在先発センターのサージ・イバカが、怪我により12試合連続で欠場中。インサイドが手薄となり、チームにおけるカズンズの需要はさらに大きくなるかもしれない。それだけに、元オールスターの活躍には今後も注目したい。 ウェスト3位(33勝18敗)のクリッパーズは、9日(同8日)にウェスト2位(34勝14敗)のフェニックス・サンズと対戦する。

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