日本時間3月24日(現地23日)、マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックス(21勝22敗)と八村塁が所属するワシントン・ウィザーズ(15勝26敗)が対戦する。両チームが顔を合わせるのは2月13日(同12日)以来で、その際は109-91でニックスが勝利していた。 今回の対戦で勝敗を左右するポイントのひとつが、八村とジュリアス・ランドルのマッチアップだろう。今季初のオールスターにも選出されたランドルは、3月以降、平均21.0点、11.4リバウンド、8.0アシスト、1.4スティールとオールラウンドな活躍を披露している。一方の八村も、直近5戦は平均38.4分プレイして20点、8.8リバウンド、FG成功率56.9%と絶好調だ。 ニックスはリーグ随一のディフェンス力を誇る一方で、平均得点(104.7)がリーグ28位、3ポイント成功数(10.6)は同27位タイとオフェンスに不安がある。攻撃の中心であるランドルを八村が封じられれば、ウィザーズの勝機が見えてくる。また、ニックスはリバウンドの総数で劣った際に4勝13敗と負け越しているだけに、ゴール下の争いからも目が離せない。 ただし、ウィザーズも直近10戦で8敗と苦しい状況が続いている。相変わらず高得点は奪うものの、激しい点の取り合いから最後息切れしてしまうケースが多い。ニックスの堅守を攻略し、効率よく得点を積み重ねるには3ポイントが欠かせないが、頼みの綱であるダービス・ベルターンスは右ふくらはぎの負傷で欠場中。「もっと3ポイントを打ってスペースを作りたい」と語るスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)のリクエストを叶える選手が現れるかも、勝敗の行方を大きく左右するだろう。 なお、2チームは26日(同25日)にも対戦する。