ケビン・ラブはキャブズ残留が濃厚か 米記者指摘「トレードのオファーがない」

クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブは、オールスター出場5回を誇るベテランビッグマンだ。これまで何度もトレードの候補に挙がってきたが、今年に関しては獲得オファーがないようだ。 2008年のドラフト全体5位でメンフィス・グリズリーズに指名されたラブは、その後トレードされたミネソタ・ティンバーウルブズでキャリアをスタート。3年目の2010-11シーズンには平均20.2得点、リーグトップの15.2リバウンドを記録するなど、指折りのパワーフォワードに上り詰めた。14年のキャブズ移籍後は、3ポイントを得意とする“ストレッチ4”にスタイルを変え、16年にはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、カイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)とのビッグ3で優勝を果たした。 20歳でプロ入りしたラブもプロ13年目に突入。今季は右ふくらはぎの張りの悪化で33試合を欠場し、わずか4試合の出場で平均14.5分間プレイ、5.8得点、3.3リバウンド、1.3アシスト、シュート成功率31.8%にとどまっている。 『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は、アトランタ・ホークスのジョン・コリンズ、オーランド・マジックのアーロン・ゴードンといったパワーフォワードが日本時間3月26日(現地25日)のトレード最終期限前の注目銘柄である一方、ラブに関しては他チームからのニーズがほぼないとレポートしている。 「トレードのオファーがないパワーフォワードもいる。ふくらはぎの怪我でシーズンの大半を離脱していたケビン・ラブは、残りの数カ月間はプレイできる。ラマーカス・オリドリッジもサンアントニオ・スパーズからのトレード、あるいはバイアウトを待っていた」 2021-22シーズンに3120万ドル(約34億円)、22-23シーズンに2890万ドル(約31億5000万円)の高額契約を残しているラブ。故障続きだったここまでの出来を踏まえれば、今季はキャブズ残留が既定路線と言えるかもしれない。

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