日本時間3月8日(現地7日)に開催された「NBAオールスタ−2021」での第70回オールスターゲームは、170-150でチーム・レブロンがチーム・デュラントに勝利した。 「Kia NBAオールスターゲーム・コービー・ブライアントMVPアウォード」に輝いたのは、チーム・レブロンのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)。フィールドゴールを16本(うち3ポイントは3本)すべて成功し、19分で35得点、7リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックを叩き出したアデトクンボは試合後の会見で、「本当に嬉しい」と自身初のオールスターゲームMVP受賞を喜んだ。『NBA.com』のショーン・パウエル記者がコメントを伝えている。 「昨年はどうにか家にトロフィーを持ち帰りたいと(MVPを)狙っていて、実際にそのチャンスもあった。だけど今年はそういった欲を出さずにただ楽しむことだけを考えた。そしていいプレイができたね」 レギュラーシーズンでは成功率28.5%と3ポイントを苦手にするアデトクンボだが、この試合では3本全て成功。予想以上の結果に「チームでもやろうとしているんだけど、止められるんだ」と冗談を交えつつ、考えすぎずにプレイした結果だと語った。 「本当に楽しかった。楽しんでいるとき、結果はついてくるもの。本能のままにプレイしたんだ。もちろんオフシーズン中にすごく練習を積んだ。シーズン中はあまり使っていなかったけど、自分としては決められると思っているよ」 MVP受賞とオールスターゲームで最高の結果を得たアデトクンボは、シーズン後半戦ではどのようなプレイを見せてくれるのか。3ポイントを安定的に決められるかも今後の大きなポイントになりそうだ。 バックスは12日(同11日)にニューヨーク・ニックスと後半戦初戦を戦う。