レブロン・ジェームズorジョエル・エンビード? 前半戦のMVPをNBA記者4人が予想

2020-21シーズンのNBAは、オールスター前の公式戦日程をすべて消化。『NBA.com』では、寄稿する4記者が「前半戦のMVPは誰か」というアンケートに答えている。 ユタ・ジャズの快進撃やブルックリン・ネッツの“新ビッグ3誕生”など、さまざまなトピックがあったなかで、『NBA.com』で恒例企画となっているMVPレース予想では、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと、フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)のジョエル・エンビードがトップ5常連として常に名前が挙がってきた。 スティーブ・アシュバーナー記者は、リーグ2位の平均30.2得点、同5位の11.6リバウンドを記録しているエンビードをセレクト。「キャリアでベストの状態にあり、攻守で最高潮のモチベーションを保っている。ここに到達するまで時間がかかったが、エンビードの個人スタッツ、シクサーズがイースト首位に立っているチーム成績を考えても、間違いなくMVPに値するものだ」と、故障で2シーズンを棒に振りながらも、プロ7年目で本来のポテンシャルを最大限に発揮していると評価した。また、ジョン・シューマン記者も「最優秀守備選手賞と、“架空”だが最優秀オフェンシブ選手賞の両方に値する1人」と称えている。 一方、ショーン・パウエル記者は“キング・ジェームズ”の名前を挙げた。レイカーズはアンソニー・デイビスの離脱により、オールスター前ラスト10試合で4連敗を含む3勝7敗と苦しんだが、36歳のエースは今季も平均25.8得点、8.0リバウンド、7.8アシストの成績を残している。「17年間エリートレベルを保っているだけでなく、ロングシュートでさらに進化している。アンソニー・デイビスが欠場しているチームにおいて欠かせない」と見解を述べつつ、「とはいえ、シーズン終了までにジョエル・エンビードを候補に滑り込ませるかもしれない」とエンビードの巻き返しの可能性も示唆した。 そして、マイケル・C・ライト記者は、「明確なフロントランナーはいない」と断ったうえで、「レブロン・ジェームズとジョエル・エンビードの間を行き来してきたが、現時点ではエンビードだ」と回答。しかし、「シーズン後半に入るにつれて、ルカ・ドンチッチ、ジェームズ・ハーデン、ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、カワイ・レナードら有名どころが候補に浮上してくるかもしれない」とそのほかのオールスター選手からも目が離せないとしている。 果たして、MVPレースはシーズン後半にどんな展開を見せていくだろうか。

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