ブレイク・グリフィンはデトロイト・ピストンズとバイアウトで合意し、完全FA(フリーエージェント)になるという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 2009年のドラフト全体1位でロサンゼルス・クリッパーズに指名されたグリフィンは、左膝骨折でルーキーイヤーを全休。実質1年目となった2010-11シーズンに平均22.5得点、12.1リバウンド、3.8アシストを記録して新人王に輝いた。 5年連続でオールスターに出場するなど、クリッパーズのエースとして活躍したグリフィンだが、5年総額1億7100万ドル(約185億4000万円/当時レート)で契約延長したのち、2018年1月にピストンズへ電撃トレード。昨季は左膝の手術で18試合の出場に終わっていた。 ピストンズ所属4年目の今季はここまで20試合に出場して、自己ワーストの平均12.3得点、5.2リバウンド、3.9アシストと低迷。2月13日(同12日)のボストン・セルティックス戦を最後にコートには立たず、2月下旬からチームに帯同していなかった。 ウォジナロウスキー記者は日本時間3月6日(現地5日)、「オールスター6回出場のブレイク・グリフィンは、デトロイト・ピストンズとバイアウトに合意し、完全FAになるだろう」と速報。さらに、「グリフィンは多くのプレイオフ・トップチームから関心を持たれている。近い将来、候補チームと交渉の場を持ち、新天地を決めることになる」と伝えている。 全盛期はダンカーとして鳴らしたが、大腿四頭筋の断裂、手の骨折、つま先の骨折、膝の内側側副靭帯損傷などキャリアを通じて故障に悩まされ、2019年12月12日以降は試合中にダンクを決めていなかったグリフィン。今季は3660万ドル(約39億7000万円)、2021-22シーズンは3900万ドル(約42億3000万円)の契約を結んでいた。