日本時間3月3日(現地2日)、デンバー・ナゲッツは敵地ファイサーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスと対戦し、128-97で勝利した。 この日ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、37得点、10リバウンド、11アシスト、2スティールと自己通算50度目のトリプルダブルを達成。『ESPN』によれば、センターとしてはウィルト・チェンバレンに次ぐ史上2人目の快挙だという。 この記録についてヨキッチは「もちろん素晴らしいことだ」と試合後にコメント。その内容を『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。 「僕のレガシーとして残るものだろう。史上最高の選手の1人として知られる彼のような人たちと、同じグループに入ることはとてもクールだね。素晴らしい成果だと思う」 今季は35試合で、平均27.3得点、11.0リバウンド、8.6アシストを記録しているヨキッチ。トリプルダブルも今季だけで9回達成するなど、MVP級のシーズンを過ごすビッグマンには、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)も賛辞を惜しまない。 「彼はまだ25歳だよ。本当に素晴らしいね。50回目のトリプルダブルを達成しているが、トリプルダブル達成にアシスト、またはリバウンドが1本足りなかった試合がこれまでに20試合もあったんだ。彼の偉大さを象徴しているね。彼は疲れることを知らず、貪欲であり続けている」 ヨキッチは直近3試合で、平均31.7得点、11.7リバウンド、11.0アシスト、1.7スティール、FG成功率65.6%と圧巻の数字を残している。怪我の影響もありここまで不安定な戦いが続いていたナゲッツも、エースセンターに引っ張られ3連勝と上向き調子だ。 チームは5日(同4日)に、オールスター前最後の試合となるインディアナ・ペイサーズ戦を戦う。巻き返しを図る後半戦に勢いをつけるためにも、好調ヨキッチを軸に戦い、連勝を維持したいところだ。