日本時間2月21日(現地20日)、シカゴ・ブルズが122-114でサクラメント・キングスを破ったこの試合で、ブルズのザック・ラビーンは38点をマークした。直近8戦で7度目の30点超えと絶好調のエースを、ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)が手放しで褒め称えた。『Bulls.com』のサム・スミス記者が指揮官のコメントを伝えている。 「オールスター選手を見ていると、個々でハイレベルなプレイをしながらチームのレベルも上げているように思う。ザックはそれをやっていると思うんだ。他の選手やチームに対して失礼な事を言うつもりはないし、誰がふさわしいかを話しているわけでもないけれど、ザック・ラビーンはオールスターに選出される資格がある。彼は誰よりもうまくプレイしていた。彼よりいい選手が多くいるとは思えないんだ。彼は信じられないほど高いレベルで、継続的に効率的なプレイをしている」 今季ラビーンは平均28.9点、5.4リバウンド、5.1アシスト、1.2スティールとオールラウンドに活躍。先日発表されたオールスターの先発を決める投票では、イースト・バックコート部門でファン投票4位、選手投票3位、メディア投票5位で総合4位にランクインしたものの、先発出場は叶わず。各チームのヘッドコーチの投票によって選出され、24日(同23日)に発表される予定のリザーブとして出場を目指すこととなる。 キャリア7シーズン目を迎え、2017年から在籍しているブルズでは毎年エース級のパフォーマンスを披露しているラビーンだが、オールスター出場経験はない。昨年はシカゴでの開催かつキャリア最高の得点を記録していたため初出場の期待も高まったが、結果は選出されず。直後には「イーストに自分よりいいシーズンを送っている選手が12人いるとは思えない」と不満を漏らした。 しかし今季は多くの部門でキャリアベストだった昨季以上のスタッツを残している上、初のオールスター先発が決まっているワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールが「彼には特別な才能がある」と大絶賛する”援護射撃”もあった。チーム内外で高い評価を得るラビーンは、今年こそ初の大舞台に立つことができるか。