ユタ・ジャズは今季、ディフェンディングチャンピオンのロサンゼルス・レイカーズ(21勝6敗)を抑え、リーグ首位(22勝5敗)に立っている。フランチャイズOBの目にも、チームケミストリーと完成度が高いと映っているようだ。 ジャズは日本時間2月13日(現地9日)に本拠地でミルウォーキー・バックスと対戦。ルディ・ゴベアとジョー・イングルズが27得点、ドノバン・ミッチェルが26得点、途中出場のジョーダン・クラークソンが25得点と続き、過去2年連続でリーグ最高勝率を記録しているバックスを129-115で撃破した。 バックス戦の中継中には、2005~11年にジャズでプレイし、所属6年間で通算439試合に出場して平均17.3得点、9.1アシストを記録した司令塔デロン・ウィリアムズが登場。ジョン・ストックトンとカール・マローンが所属していた時代以来のカンファレンス決勝進出を果たした2006-07シーズンと、現チームの比較について語った内容を『Jazz.com』が伝えている。 「僕らの時は第4シード(51勝31敗)だったと思う。今のチームは当時を上回ることをやってのけている。本当に支配的だ。序盤は勝ち負けを繰り返したけど、自分たちのことを早い段階で理解し、驚異的なバスケットボールをしてきた」 バックス戦ではフランチャイズ史上初となる4人が25得点以上をマークした。ウィリアムズは二枚看板を担うミッチェルとゴベアを称えつつ、ジャズのチーム力の高さを評価している。 「ドノバン(ミッチェル)はカリスマ性を持っていて、常に全力でプレイする。今年は間違いなくリーダーシップが増した。ルディ(ゴベア)の貢献は平均14得点、14リバウンド、2ブロックというスタッツに表れる部分だけにとどまらない。ただ、今季のハイパフォーマンスはチーム全体の成果だ。ドノバンとルディだけじゃない。彼ら(ジャズ)は統制が取れていて、同じページ上にいる。良かった時の僕らに似ている。当時も選手全員が貢献していた」 過去2年連続でプレイオフ1回戦負けを喫しているジャズだが、ウィリアムズも在籍していた2006-07シーズン以来となるカンファレンス決勝進出、そして悲願の優勝に向けて大きな期待が懸かる。