シーズン開幕前より移籍が噂されていたヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンが、ついにトレードされるようだ。 日本時間1月14日(現地13日)、ロケッツ、ブルックリン・ネッツ、インディアナ・ペイサーズ、クリーブランド・キャバリアーズの4チーム間で、ジェームズ・ハーデンを絡めたトレードが合意されたと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者、ラモナ・シェルバーン記者、そして『The Atheletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。なお、各チームから正式発表は出ていない。 『ESPN』の情報によれば、今回のトレードでロケッツはハーデンをネッツへ放出。その引き換えにペイサーズからビクター・オラディポと将来の2巡目指名権、キャバリアーズからダンテ・エクサムとロディオンズ・クールッツ、キャバリアーズが所有していたミルウォーキー・バックスのドラフト1巡目指名権(2022年)、ネッツからはドラフト1巡目指名権3つ(2022年、2024年、2026年)と1巡目指名権交換権(2021年、2023年、2025年、2027年)を獲得する。 ペイサーズにはネッツからキャリス・ルバートが加入。キャバリアーズにはネッツのジャレット・アレンとトーリアン・プリンスが移籍し、ハーデンが加入するネッツはキャバリアーズから2022年の2巡目指名権を獲得する。なお、ロケッツが得るすべてのドラフト1巡目指名権と1巡目交換権には、プロテクションはついていないようだ。 ハーデンは、ロケッツが100-117で敗れた13日(同12日)のロサンゼルス・レイカーズ戦後のメディア取材にて、「単純に力が足りない。ヒューストンのことは愛しているし、出来る限りのことはしてきた。この状況はクレイジーで、直すことはできないと思う」とロケッツに対して不満を吐露していた。 合意が報道された今回のトレードが実現すれば、現在3年連続で得点王に輝いているハーデンは、ケビン・デュラントとカイリー・アービングという2大スターが揃うネッツで悲願のリーグ優勝を狙うことになる。そうなった場合はオクラホマシティ・サンダー時代に共闘したデュラントとは、9シーズンぶりにチームメイトとなる。