12月6日(日本時間7日)、ラッセル・ウェストブルックとのトレードでヒューストン・ロケッツに加入したジョン・ウォールが、新天地で初めての練習を行った。 練習後に会見に登場したウォールはロケッツの一員として練習していることを「不思議な気持ち」と表現しつつ、12月22日(同23日)より開幕する2020-21シーズンにおける自身の目標を語っている。『ESPN』のティム・マクマホン記者が伝えた。 「今季新しいチームで自分が目指すのは、またオールスター選手になること。みんながもうなれないと思っているレベルに戻ることだ。コート上では何があろうと自分はジョン・ウォールらしいプレイをする。それと同時に長期離脱している間に、怪我する以前には出来なかったことも出来るようになった。過去6、7年苦しまされた怪我ももうないし、自分は成長していると感じている。片足だけである程度出来ていたことを考えたら、自分が特別な選手であることが分かったよ」 長いブランク期間があるものの、完全復活に自信を示したウォールは、ロケッツでチームメイトになるジェームズ・ハーデンについても言及。ブルックリン・ネッツへの移籍を求めていると取り沙汰されるハーデンだが、『USA Today』のベン・デュボーズ記者によれば「今季ハーデンはロケッツに残ると思う?」と訊かれたウォールは「もちろんだ」と即答し、噂を否定した。 「(ハーデンとプレイすること)それが今回のトレードが起きた最大の理由。僕たちは一緒にプレイしたかった。自分は彼がチームに残ると100%信じているし、彼もこのチームがどこまで行けるか見たいと思っているはずだよ」 これまでにクリス・ポール(現オクラホマシティ・サンダー)、ウェストブルック(現ワシントン・ウィザーズ)といった名司令塔がロケッツでハーデンとコンビを組んできたが、NBAファイナル進出は果たせていない。今季も期待外れに終わるようであればハーデン移籍説はさらに加熱しそうだが、新たな相棒となるウォールがチームにどのような変化をもたらすのか注目となる。