12月1日(日本時間2日)、ボストン・セルティックスはガードのケンバ ・ウォーカーが、22日(同23日)に開幕する2020-21シーズンの序盤戦を欠場すると発表した。 発表によれば、10月上旬に左膝に幹細胞注射を受けたウォーカーは、新シーズンに向けて12週間にわたる膝の強化プログラムを開始。12月上旬からコート上での練習をスタートする予定で、試合出場など関しては来年1月の1週目に判断されるという。 セルティックスは、ウォーカー以外の選手の状況も同日にアップデートしている。9月22日(同23日)に舟状月状靭帯の修復手術を行い全治5か月と発表されたロミオ・ラングフォードは順調に回復中。また、オフのトレーニング中にふくらはぎを捻挫したという新加入のトリスタン・トンプソンは、トレーニングキャンプ1週目は負荷をセーブしながら調整をするという。 ウォーカーは昨季、リーグ中断直前の10試合のうち、6試合を左膝痛で欠場。シーズン再開に向けて練習施設が解放された今年6月の自主トレーニング中に再び左膝の違和感を訴えていた。 シーズン再開後はシーディングゲームこそ2試合休んだが、プレイオフは全17試合に先発出場。平均19.6得点、4.1リバウンド、5.1アシストを記録し、自身初のプレイオフ1回戦突破を果たすだけでなく、カンファレンス決勝まで駒を進めた。 シーズン序盤は、ウォーカーの代役として今オフに獲得したジェフ・ティーグが先発を務めることが予想される。32歳のティーグは、昨季在籍したミネソタ・ティンバーウルブズとアトランタ・ホークスの2チーム合計で平均10.9得点、2.4リバウンド、5.2アシストをマークしている。 今オフにセルティックスは、昨季チーム4位の平均17.5得点を記録したゴードン・ヘイワードがシャーロット・ホーネッツに移籍。新シーズンではジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンの若手デュオを支えるウォーカーにより一層の期待が懸かるだけに、まずは左膝を万全の状態にして復帰して欲しいところだ。