フェニックス・サンズが、FAになっていた26歳のダリオ・シャリッチとの再契約に成功したようだ。11月23日(日本時間24日)、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。シャリッチの代理人から同記者が得た情報によれば、契約内容は3年総額2700万ドル(約28億2000万円)になるという。 パワーフォワードとして主にプレイするシャリッチは、2019-20シーズンにサンズで66試合に出場し、平均10.7得点、6.2リバウンド、1.9アシスト、3ポイント成功率35.7%を記録。また、51試合で先発出場したが、チームが8連勝を達成した再開シーズンでのシーディングゲームではシックスマンに回り、平均14.8得点、7.6リバウンド、1.8アシスト、3ポイント成功率52.4%をマークしていた。 サンズのフォワード陣を見ると、シーディングゲームで先発を務めたキャメロン・ジョンソン、ミケル・ブリッジズの若手コンビに加え、FA(フリーエージェント)市場ではベテランのジェイ・クラウダーとの契約に合意して層が厚くなった。一方で、センターで完全FAのアーロン・ベインズは、ラプターズへの移籍が内定している。 この状況を踏まえると、新シーズンにおけるシャリッチは本来のポジションに加え、ディアンドレ・エイトンの控えセンターとしての役割が増える可能性もありそうだ。アウトサイドのシュート力もあるシャリッチは、スモールラインアップのビッグマンとして機能しそうだが、モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)はどんな判断を下すのか。