76ers幹部のダリル・モーリー、シモンズ&エンビードの放出を完全否定「2人はリバースHCと私がここにいる理由」

フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)は、ドック・リバースを新HC(ヘッドコーチ)、ダリル・モーリーを新バスケットボール運営部門代表に迎え、2020-21シーズンの優勝を目標に掲げる。ベン・シモンズとジョエル・エンビードにはトレードの噂が飛び交っているが、モーリーは2人の放出を改めて否定した。 モーリーはロケッツ時代の13年間、GM(ゼネラルマネージャー)として計77件のトレードを成立させたが、これはシクサーズ(78件)に次ぐNBA2位の数字。ジェームズ・ハーデンだけでなく、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー→フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウェストブルックなどスーパースターの獲得を実現させてきた。 ロケッツ時代同様、シクサーズでもスモールボールを推し進めるのかどうかは大きな注目点。キャリアの3ポイント成功率8.3%(24本中2本成功)と外角のシュートを苦手にする司令塔シモンズか、ビッグマンとしてリーグ屈指の支配力を誇るもスモールボールの観点から言えばマッチしないエンビードのいずれかを放出する噂が頻繁に囁かれてきた。 モーリーは11月18日(日本時間19日)、「ベン(シモンズ)とジョエル(エンビード)は長い間、フィリーにいるだろう。我々がドラフトで指名した選手は、彼らと非常にフィットしていると思う」とNBAドラフトを総括。そして11月23日(同24日)には、『97.5 The Fantatic』で改めて2枚看板のトレードを完全否定した。 「我々は周囲の雑音を払拭する必要がある。ベンとジョエルが好きだ。なぜ彼らを放出しようとする必要があるのか。彼ら2人はドック(リバース)と私がここにいる理由だ」 ドック・リバース新HCとモーリー新バスケットボール運営部門代表が、シモンズとエンビードの2枚看板を中心にどのようなチームを作り上げるのか、注目が集まる。

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