ミルウォーキー・バックスは、今オフの移籍市場で積極的に動いているチームの1つだ。最重要事項であるヤニス・アデトクンボの引き留めに関しても、自信を見せているという。 2013年にNBAキャリアをスタートさせたアデトクンボは、ここまでバックス一筋7年。2年目の2014-15シーズンから主力に定着し、昨季は史上12人目となる2年連続MVPに輝くなど絶対的なエースとして君臨してきた。 2020-21シーズンが現行契約の最終年になり、今オフか来年オフに、バックスと再契約するかどうかを決断することになる。もしバックスと再契約しなかった場合、完全FA(フリーエージェント)として争奪戦が繰り広げられることは必至だ。 現在、アデトクンボは母国ギリシャでトレーニングに励んでいるが、『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者によれば、バックスはエースの残留を確信しているようだ。 「今オフは、予想どおり目まぐるしい状況となっている。ただ、本当に重要かもしれないことがまだ解決されていない。ヤニス・アデトクンボが、今後数日の間に5年最大2億2800万ドル(約238億3000万円)のスーパーマックス額での契約延長にサインするかどうかだ。リーグの情報筋によれば、楽観的な姿勢だったバックスはこの数週間で、アデトクンボがギリシャから戻った時に良い結果になることを確信している」 バックスは今オフ、ニューオーリンズ・ペリカンズから司令塔のドリュー・ホリデーをトレードで獲得する予定で、そのほかにもブリン・フォーブス、トーリー・クレッグ、DJ・オーガスティンらとも契約合意。アデトクンボのサポーティングキャストを補強している。 2020-21シーズン終了後に完全FAとなり、契約延長の最大条件と同等の金額を手にすることも可能だが、果たして“アデトクンボ狂騒曲”はどのような結末を迎えるのだろうか。