バックスがブリン・フォーブス、トーリー・クレッグ、DJ・オーガスティンと契約合意

今オフにドリュー・ホリデーをニューオーリンズ・ペリカンズからトレードで獲得予定のミルウォーキー・バックスが、FA(フリーエージェント)市場でも積極補強を進めている。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、新たに4選手の獲得が合意に至ったという。 1人目は、サンアントニオ・スパーズから完全FAとなったブリン・フォーブスだ。名将グレッグ・ポポビッチの下で着実に成長してきた27歳は、2018-19シーズンに3ポイント成功率42.6%、昨季も同38.8%(成功数148本)を記録し、計算できるシューターとしてチームに貢献した。フォーブスの代理人を務めるマイク・リンデマン氏は、2年契約で合意したことを明かし、2年目はプレイヤーオプションになる見込みだ。 この補強は、サイン&トレードで獲得を狙っていたボグダン・ボグダノビッチ(サクラメント・キングス)がバックス行きに合意せず、アトランタ・ホークスのオファーシートにサインした動きに伴うものと言っていいだろう。すでに2年総額830万ドル(約8億6000万円)での再契約に合意していたシューティングガードのパット・カーナトンも、3年総額1600万ドル(約16億6000万円)に契約が見直された。 そして、ウイングにはもう1人、デンバー・ナゲッツからトーリー・クレッグも獲得した。ディフェンスを武器にし、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)からエリートウイングとのマッチアップを託されていた職人は、バックスにもフィットすると見られている。 さらに、エリック・ブレッドソーとジョージ・ヒルを放出したことで手薄になっていたポイントガードには、オーランド・マジックから33歳のDJ・オーガスティンが3年総額2100万ドル(約21億8000万円)で加入することが内定。過去4シーズンはマジックで過ごし、キャリア通算864試合に出場して平均9.9得点、4.0アシストと堅実なプレイメイクを武器としている。 バックスは、インサイドにもニューヨーク・ニックスからボビー・ポーティスを獲得。昨季主にベンチスタートながら平均10.1得点、5.1リバウンドを挙げていたが、ニックスはチームオプションを行使せず。完全FAとなり、プレイヤーオプションを含む2年総額750万ドル(約7億8000万円)で合意した。 新シーズン終了後に完全FAとなるヤニス・アデトクンボの引き留めを見据え、バックスは戦力補強に余念がない。

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