サクラメント・キングスから制限付きFA(フリーエージェント)となったボグダン・ボグダノビッチが11月22日(日本時間23日)、アトランタ・ホークスのオファーシートにサインしたと、『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者が伝えた。 キングスはトレード交渉が解禁された11月16日(同17日)、ボグダノビッチをミルウォーキー・バックスにサイン&トレードし、その見返りとしてバックスからドンテ・ディビンチェンゾ、DJ・ウィルソン、アーサン・イリヤソバを獲得する方向で合意に至ったと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によって報じられていた。 しかし、18日(同19日)になってボグダノビッチがまだサイン&トレードに合意していないことが発覚。トレードが成立しない可能性が浮上していた。 そのなかで、スタイン記者によれば、ボグダノビッチはホークスからの4年総額7200万ドル(約74億8000万円)のオファーシートにサイン。4年目はプレイヤーオプションで、制限付きFAのために15%のトレードキッカー(選手がトレードされた場合、その選手のサラリー額が上昇すること。増額分は元のチームが支払う)が含まれるという。キングスがボグダノビッチを引き留めるには、48時間以内に同条件にマッチする必要がある。 オファーシートにサインしたことで、ボグダノビッチは新シーズンにホークスかキングスのいずれかでプレイすることが確定。キングスがマッチした場合、1年目にはトレード拒否条項が付き、ホークスにトレードはできない。 現在28歳のボグダノビッチはNBA3年目の昨季、61試合に出場して平均15.1得点、3.4リバウンド、3.4アシスト、1.0スティールをマーク。リーグ24位となる164本の3ポイントを沈め、成功率37.2%の好成績を残した。NBAトップクラスのシューターは、キングスに残留するのか、それともホークス移籍か。その決断に注目が集まる。