ミルウォーキー・バックスは、ニューオーリンズ・ペリカンズからベテランガードのドリュー・ホリデーをトレードで獲得することが内定したようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 バックスは昨季プレイオフのカンファレンス準決勝で敗退後、大黒柱であるヤニス・アデトクンボのサポーティングキャスト強化の必要性が指摘されていた。なかでも、頼れる司令塔は不可欠で、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー→フェニックス・サンズ内定)も獲得候補に挙がっていたが、今オフに引く手あまただったホリデーを射止めたようだ。 ウォジナロウスキー記者によれば、バックスはエリック・ブレッドソー、ジョージ・ヒル、将来のドラフト1巡目指名権3つを放出し、ホリデーを獲得するトレード交渉が成立に近づいているという。今回のトレードにはペリカンズがアンソニー・デイビスをロサンゼルス・レイカーズに放出した際と同様に、ドラフト指名権のスワップ(交換)権もつけられているようだ。 NBAキャリア11年のホリデーは、2018年にオールディフェンシブ1stチーム、2019年に同2ndチームに選出されている攻守に優れたコンボガード。ウォジナロウスキー記者は、「ドラフト1巡目指名権3つとスワップ権2つは、ヤニス・アデトクンボの契約延長に近づくのに決して高いものではない」と、バックスにとって意義のあるトレードだとしている。 ホリデーの獲得内定により、2020-21シーズン限りで契約満了となるアデトクンボはバックスと契約延長を結ぶのか。またアデトクンボ、クリス・ミドルトン、ホリデーのトリオが、新シーズンにどんなプレイを見せるのかも大きな見どころとなりそうだ。