ミルウォーキー・バックスは大黒柱であるヤニス・アデトクンボの去就が注目されているが、ほかにも主力選手が流出する可能性があるようだ。 バックスは史上12人目となる2年連続MVPに輝いたアデトクンボを中心に、2018-19シーズン(60勝22敗)、19-20シーズン(56勝17敗)とリーグ最高勝率をマーク。現代NBAにおいて強豪の地位を確立しつつある。 現在のバックスにおける最大の焦点は、2020-21シーズン終了後に完全FA(フリーエージェント)になるアデトクンボの去就。スーパーMAX額で契約延長できるか、それともトレードで放出するのかなど、様々な噂が飛び交っている。そのなかで、その周囲を固めるサポーティングキャストにもオフには動きがありそうだ。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、センターのロビン・ロペスは500万ドル(約5億2000万円)のプレイヤーオプションを破棄して完全FAになるという。昨季開幕前にバックスに加入したロペスは、主に双子の兄ブルックの控えとして66試合に出場し、平均5.4得点、2.4リバウンドを挙げていた。 また、ウェスリー・マシューズも270万ドル(約2億8000万円)のプレイヤーオプションを破棄して完全FAになると、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。昨季インディアナ・ペイサーズから移籍したマシューズは、67試合にスタメン起用され、平均7.4得点、3ポイント成功率36.4%をマークするなど、定評のあるディフェンスと外角からのシュートでチームに貢献していた。 昨季のプレイオフではカンファレンス準決勝でマイアミ・ヒートに敗れたバックス。1年以内のアデトクンボ退団の可能性もあるなかで、どのようなチーム作りを進めるのか、大きなポイントになりそうだ。