フェニックス・サンズは、2019-20シーズンを10年連続となるプレイオフ出場を逃す形で終えたが、バブル(隔離施設)でのシーディングゲームは8戦全勝と快進撃を見せた。また、デビン・ブッカーを中心としたコアメンバーは健在であることから、新シーズンの飛躍を期待する声は高まっている。 サンズの先発センターを務めるディアンドレ・エイトンは、バブルでの良い流れを継続していきたいと意気込んでいる。地元紙『Arizona Republic』のデュアン・ランキン記者によると、先日エイトンはジェームズ・ジョーンズGM(ゼネラルマネージャー)とともに出演したシーズンチケットホルダーとのオンラインチャットにて、このように語ったという。 「勝利のレガシーを築くことが始まる。多くの成功を導くパズルの一部として責任を背負い、それを受け入れていく。周りの選手たちをより良くし、偉大なチームになるように導く。そして、シーズンがどんな形で進んでも、素晴らしい人物であり続ける」 そして、ジョーンズGMも「バブルでの勢いを継続し、シーズン初戦に臨めることを楽しみにしている」とチームの成長ぶりに自信を見せる。 「私たちはいくつかの成功を収め、求めるものへのハードルを上げている。前にも言っているが、かつては床だったものが今は天井にまで期待値が上がっている。選手たちは多くの人々を驚かすと信じている」 プロ2年目の19-20シーズン、エイトンは平均18.2得点、11.5リバウンドとインサイドで安定した活躍を披露した。しかし、シーズン序盤に薬物規定違反で25試合の出場停止処分を課せられ、38試合の出場に留まった。本人も強調しているように、新シーズンでは中心選手としてより振る舞いに注意を払い、継続して試合に出場することがまずは求められる。 エイトンがさらにステップアップし、ブッカーとの強力コンビを形成できれば強豪揃いのウェスタン・カンファレンスの中でもサンズは勝ち星を積み上げていけるはずだ。