今季リーグ最下位(15勝50敗)に沈んだゴールデンステイト・ウォリアーズは、11月18日(日本時間19日)に行われるNBAドラフトで全体2位指名権を保持している。しかし、昨年のザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)やジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)のような逸材は不在との見方が強く、“トレードダウン”を視野に入れているようだ。 ウォリアーズは来シーズン、左手骨折で今季60試合を欠場したステフィン・カリー、左膝前十字靭帯断裂でシーズン全休となったクレイ・トンプソンが完全復帰する見込み。ドレイモンド・グリーンを含めたビッグ3はまだ全盛期にあり、チームの未来を担う新たな若手よりも、即戦力として貢献できる選手を優先している部分がある。 地元紙『San Francisco Chronicle』のコナー・レターノー記者は、ウォリアーズがドラフト指名権をトップ10付近にまで下げるトレードダウンを画策し、それが成功した場合は、フロリダ州立大のシューティングガードであるデビン・バッセルを指名すると予想している。 20歳のバッセルは大学2年目の今季、平均12.7得点、5.1リバウンド、3ポイントシュート成功率41.5%を記録。ウォリアーズは198cmの彼を、今年のドラフトにおいてウイングではナンバー1のディフェンダーと評価しているようだ。 また、フロリダ州立大のレナード・ハミルトンHC(ヘッドコーチ)はバッセルをこのように評価しているという。 「私は常に、彼はクレイ・トンプソンに似ていると話している。トンプソンの大学時代のシューティングスタッツを見ればデビンと似ている。彼はリーチが長く、運動能力が高い」 もし、バッセルがトンプソンのような選手になれたら、ウォリアーズにとってこれ以上ない補強になるのは間違いないだろう。