ダラス・マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスが、プレイオフで痛めた右膝の手術を行ったとチームが発表した。ポルジンギスはロサンゼルス・クリッパーズと激突したファーストラウンドの第3戦で負傷し、残りのシリーズを欠場。ポルジンギスの離脱も響き、マーベリックスはシリーズ2勝4敗で敗れている。 ポルジンギスといえば、ニューヨーク・ニックス在籍時の2018年2月に左膝の前十字靭帯に重傷を負って翌シーズンを全休した苦い思い出がある。しかし、『ESPN』のティム・マクマホン記者によると、今回の故障は長期離脱を強いるものではない。開催時期はまだ未定だが、来シーズンに向けたトレーニングキャンプには参加できるとチーム関係者は楽観視しているとした。 25歳のポルジンギスは、マーベリックス加入初年度となった今季57試合で平均20.4得点、9.5リバウンド、2.0ブロックを記録。ルカ・ドンチッチに次ぐ得点源として、チームのプレイオフ進出に大きく貢献した。 また、『Dallas News』のキャリー・カプラン記者によれば、1月にアキレス腱を痛めて残りのシーズン全休となったドワイト・パウエルは順調に回復。パウエルの状態についてカプラン記者は「今はリハビリに制限はないとパウエルは語った。もし練習施設が使えるなら、実戦形式の練習を行えるようだ」と報じている。 29歳のパウエルは今季、先発センターとして故障する前は40試合に出場し、平均9.4得点、5.7リバウンド、FG成功率63.8%を記録した。今季、2015-16シーズン以来のプレイオフ出場を果たしたマーベリックス。来季は主力選手のコンディショニングを万全に整え、更なる飛躍を狙う。