9月28日(日本時間29日)よりオンライン上でのドラフト・コンバインが開始されている。その一環として行われた記者団とのビデオ会議にて、メンフィス大1年生のビッグマン、プレシャス・アチウワが、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズとのインタビューに応じていたことを発表。『NBC Sports Washington』のチェイス・ヒューズ記者が9月29日(同30日)に報じている。 ナイジェリア出身のアチウワは、元NBAオールスター(オーランド・マジックほか)のペニー・ハーダウェイがヘッドコーチを務めるメンフィス大で今季31試合に出場。平均15.8得点、10.8リバウンド、1.9ブロック、1.1スティールという好成績を残し、所属カンファレンスであるACC(アメリカン・アスレティック・カンファレンス)の最優秀選手に選出された。
今季ディフェンシブ・レーティングでリーグワーストとなり、リバウンド(28位)とブロック(24位)でもリーグ下位に低迷したウィザーズ。インサイドのディフェンスが課題になっていることもあり、身長206cm、ウイングスパン218cmというサイズと、身体能力を生かした守備に定評のあるアチウワが指名候補の1人として挙がっているようだ。 各メディアのモックドラフトでは、アチウワはロッタリーピックの後半(1巡目全体10〜14位)で指名されると予想されているが、ヒューズ記者は、ウィザーズが保持する1巡目全体9位の指名権で獲得する可能性も十分にあるとしている。また同記者によれば、アチウワ自身も、守備力はすぐにNBAでも通用すると、記者団との会見で語っている。 「ディフェンス面はNBAのチームでも即戦力になれると思う。チームに多くのエネルギーをもたらし、スイッチしたボールマンにも対処できる。複数のポジションを守れ、リバウンド力も優れていると思う」 ウィザーズの指名候補としては、今回話題となったアチウワ以外に、同じビッグマンのオニエカ・オコング(南カリフォルニア大)、フォワードのアイザック・オコロ(オーバーン大)、デビン・バッセル(フロリダ・ステイト大)、ガードではタイリース・ハリバートン(アイオワ・ステイト大)、キリアン・ヘイズ(フランス)、RJ・ハンプトン(ニュージーランド・ブレイカーズ/NBL)などの名前が挙がっている。 果たしてこの中にウィザーズから指名を受け、来季八村と共に戦う選手はいるのか。その結果が明らかになるNBAドラフト2020は、11月18日(同19日)に開催される予定だ。