9月17日(日本時間18日)、トロント・ラプターズのマサイ・ウジリ球団代表がシーズン最後のプレスカンファレンスを行った。 ラプターズは昨季優勝するも、エースだったカワイ・レナードがフリーエージェントで去ったこともあり、今シーズン開幕前の下馬評は低かった。しかし、チームとしての成熟度の高さを武器にイースタン・カンファレンスの第2シードでレギュラーシーズンを終え、カンファレンス決勝まであと一歩というところまで迫った。
第7戦までもつれる大熱戦となったボストン・セルティックスとのカンファレンス準決勝では、若手成長株のパスカル・シアカムがスランプに陥ったが、そんな状況のなか最後までチームを牽引したのが、ベテランリーダーのカイル・ラウリーだった。 昨季達成したフランチャイズ初優勝の立役者の1人であり、2012年からチームを支え続けている功労者でもあるラウリーを、ウジリ球団代表が以下のように称賛したと、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えている。 「彼は素晴らしい選手だ。私はまだ彼を殿堂入りに推薦したくない。なぜなら、まだ10年以上彼のプレイを見たいからだ。彼は歳を取るごとに良いプレイヤーになっていく。こんな選手は見たことがない」 また、ボンテンプス記者によると、ラウリーを手放しで褒めたウジリ球団代表は「いつかラプターズのスコーシアバンク・アリーナの前にラウリーの銅像が立つと思う?」と訊かれると「そのうち分かるよ」と答えたという。 なお、そのウジリ球団代表については、『New York Times』のマーク・スタイン記者が、ラプターズとの延長契約に合意間近と報じている。 34歳のラウリーは、今季58試合に出場で1試合平均19.4得点、5.0リバウンド、7.5アシストを記録。フロントからの信頼も厚く、契約が残る来季も司令塔として活躍が期待される。