9月9日(日本時間10日)に行われたカンファレンス準決勝第4戦でロサンゼルス・クリッパーズに敗れたデンバー・ナゲッツは、対戦成績が1勝3敗となりプレイオフ敗退の瀬戸際に追い込まれている。 ナゲッツが苦戦する大きな理由の1つが、コツコツと着実に得点を重ねるクリッパーズのカワイ・レナードの存在だ。
ここまでの4試合のうち、レナードはクリッパーズが勝った第1戦で29得点、第3戦で23得点、第4戦で30得点を記録し、勝利の立役者となっている。 ナゲッツが巻き返しの鍵となる「レナード対応策」について、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)が会見で語った内容を、『ClutchPoints』のトマー・アザーリー記者が伝えている。 「個々の選手同士のマッチアップに関して言うなら、ファウルをしないように気を付けて、相手にフリースローのチャンスを与えないことが重要だ。すべてはそこから始まる。第1戦で、我々はジェラミ・グラントをレナードにマッチアップさせたが、彼の後ろにはヘルプをする選手がいなかった。だから、これからはグラントの後ろにヘルプがいることをレナードに意識させて、思い通りにプレイさせないことが重要になる。彼はリーグでも有数のミッドレンジ・シューターだから、どんなに良いディフェンスをしているように見えても、いとも簡単に得点を決めてくるんだ」 唯一勝利を飾った第2戦ではレナードを13得点に抑えているだけに、それを再現できれば逆転の兆しは見えてくるはずだが、果たして次戦でそれを遂行できるのか。 ナゲッツとクリッパーズの第5戦は11日(同12日)に行われる。