プレイオフ敗退のヤニス・アデトクンボ、バックス退団の噂を否定「それはあり得ない」

ミルウォーキー・バックスは9月8日(日本時間9日)に行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝第5戦に94-103で敗れ、シリーズ通算1勝4敗で敗退が決まった。右足首捻挫で大一番に出場できずにシーズン終了となったエースのヤニス・アデトクンボは、移籍の噂を否定している。 右足首捻挫を押して強行出場した9月6日(同7日)の第4戦で怪我を悪化させてしまったアデトクンボは、第5戦のコートに立てなかった。エースを欠いたチームはクリス・ミドルトンが23得点を挙げたが、逆転負けを喫してカンファレンス準決勝敗退が決まった。

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今季自身初の最優秀守備選手に輝いたアデトクンボは、5年総額2億5400万ドル(約270億円)のスーパーマックス額で契約延長する資格を持つ。一方で、来シーズン終了後に完全FAとなるため、トレードを含めて移籍の噂が数多く報じられてきたが、本人はその可能性を否定した。『yahoo! sports』のクリス・ヘインズ記者がコメントを伝えている。 「それはない。あり得ないよ。目の前の壁にぶつかって、別の方向に進んでいく選手もいる。でも、僕はそれを切り開いて突き進む。チーム、そして個人として成長し、来シーズンまた挑戦する」 2年連続でリーグ最高勝率を残しながら、プレイオフで涙をのむ形になったアデトクンボ。敗退の現実を受け止めつつ、チームメイトたちへの信頼を主張している。 「優勝するのが簡単だったら、選手みんながリングを獲得している。僕たちは負けた。残念だけど、ハードに練習し続けるしかない。チームメイトたちを信用している。誰もが役割を担っている。僕の兄タナシスはプレイしていない時もできる限りのことを尽くしている。僕も同じさ。それがチームというもので、勝利のためにできることをやるんだ」 アデトクンボはバックスのエースとして来シーズンの巻き返しを誓っていた。

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