【9月10日(木)午前10時 クリッパーズ vs ナゲッツ】下克上狙うナゲッツで求められる“第3の矢”

「NBA Rakuten」は日本時間9月10日(木)午前10時からロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツによるカンファレンス準決勝の第4戦を配信する。日本語配信の解説は北原憲彦さん、実況は永田実さん。

2大スターに次ぐ「第3のスコアラー」

第3戦、ナゲッツはニコラ・ヨキッチ(32得点、12リバウンド、8アシスト)を中心に最大12点のリード奪うも、結果的に守りきれず逆転負けを喫した。ヨキッチの「相棒」であるジャマール・マレーは14得点(FG 5/17)に終わり、クリッパーズディフェンスに苦戦。特に最終Q(クォーター)では、ヨキッチ(4点)とマレー(4点)の2人で8得点、チームで19点と得点不足を露呈した形になった。それだけに、第4戦はヨキッチ、マレーに次ぐ第3の得点源が現れることが必須となる。 そこで期待したいのは第3戦で18得点、10リバウンドのダブルダブルを達成したマイケル・ポーターJr。第1戦ではわずか5得点だったが、第2戦(11得点)、第3戦で2桁得点をマークしており調子は上向き傾向にある。208cmの長身でインサイド、アウトサイドからでも得点が取れる万能型フォワードのポーターJr.が活躍すれば、ヨキッチ、マレーへのマークを分散することができるだろう。

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攻守で存在感を見せるレナード

一方、クリッパーズはエースのカワイ・レナードが23得点、14リバウンド、6アシスト、2ブロックと攻守にわたり、チームの勝利に貢献。第4Q終盤にマレーのダンクを左手の中指1本でブロックしたプレイは多くの人々に衝撃を与えた。クリッパーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)はこの“指ブロック”について「指とは分からなかったけど、本当に素晴らしいプレイだった」とコメントとし、チームメイトのポール・ジョージも「あれはものすごく長い中指だったね。急に指が成長したかのように見えた」と驚きの声が相次いだ。高い得点力だけではなく、最優秀守備選手賞の受賞経験もある「守護神」としての活躍がクリッパーズを支えている。 このシリーズはクリッパーズの圧倒的有利と言われてきたが、ナゲッツもヨキッチ、マレーを中心にここまで互角の戦いを披露している。クリッパーズが第3戦の勢いそのままに王手をかけるのか、それともナゲッツが意地を見せタイに持ち込むのか。注目の一戦を見逃すな。

その他の試合

【午前7時30分 ラプターズvs セルティックス 第6戦】 先発5人を含む6人が2桁得点を記録し、第5戦を圧勝したセルティックスが3年ぶりのカンファレンス決勝進出を狙う。ラプターズはファウルトラブルの影響で、10得点に終わったエースのパスカル・シアカムの奮起が勝利への絶対条件だ。

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