ヤニス・アデトクンボはいずこへ? ヒートとラプターズが新たな有力候補に浮上

ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは今季、リーグ4位の平均29.5得点、同2位の13.6リバウンド、5.6アシスト、1.0スティール、1.0ブロックを記録して自身初の最優秀守備選手に輝いた。当代随一のオールラウンダーを巡ってはトレードの噂が飛び交っているが、これまで有力視されていたゴールデンステイト・ウォリアーズを上回る候補が現れたようだ。 アデトクンボは2020-21シーズンでバックスとの契約が切れ、完全FA(フリーエージェント)となる。1年後の新天地候補やそれ以前にトレードに踏み切る可能性については何度も指摘されてきたが、少しずつ状況が推移していることを『サンフランシスコ・クロニクル』のエリック・ティン記者は「ヤニス・アデトクンボとウォリアーズの噂で実際に我々が知っていること」と題して紹介している。

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「数か月前にはアデトクンボのウォリアーズ行きは半ばあり得そうなシナリオのように見えたが、現状はウォリアーズにとって好ましい状況ではない。今は、アデトクンボがステフィン・カリーとチェイス・センターでコンビを組むことは夢のまた夢だ」 今季のウォリアーズはクレイ・トンプソンが左膝前十字靭帯断裂のリハビリで全休、カリーも左手骨折で60試合を欠場し、リーグ最下位(15勝50敗)に低迷。今年のドラフト2位指名権を基にしたトレードの噂も挙がっている状況だが、ティン記者はこのように説明する。 「ウォリアーズの年俸総額はリーグ上位で、アデトクンボをトレードないしは完全FAで獲得するには、アンドリュー・ウィギンズ、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのうち2人を放出する必要があるだろう。『yahoo! sports』のビンセント・グッドウィル記者は、“公然の秘密”としてマイアミ・ヒートとトロント・ラプターズがアデトクンボ獲得レースをリードしていると伝えている」 アデトクンボはバックスと5年総額2億5400万ドル(約270億円)のスーパーマックス額での契約延長が可能。一方で、ウォリアーズは資金捻出のためにスター放出を回避できず、逆にヒートとラプターズはサラリーキャップの余裕があり、なおかつトレード要員としてもバム・アデバヨやパスカル・シアカムといった若手有望株がいる点が優位に働くという。 アデトクンボはバックス一筋を貫くことになるのか、それとも新天地へ渡るのか。今オフを含めた向こう1年間のホットトピックとなるのは間違いない。

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