9月3日(日本時間4日)、2019-20シーズンの新人王にメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが選出されたことをNBAが発表した。グリズリーズの選手が新人王を受賞するのは、2001-02シーズンのパウ・ガソル以来となる。 世界中から選ばれた100名のスポーツ記者や放送関係者による投票で、モラントは合計498ポイント(1位票99)を獲得。投票結果の2位には204ポイント(1位票0)のケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート)、3位には140ポイント(1位票1)を獲得したザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が入った。
2019年のNBAドラフト1巡目全体2位指名でグリズリーズに入団したマレー州立大出身のモラントは、今シーズンは67試合に出場して(全て先発)、1試合平均17.8得点、3.9リバウンド、7.3アシスト、FG(フィールドゴール)成功率47.7%、3ポイント成功率33.5%、フリースロー成功率77.6%という大活躍を見せ、シーズン開幕前は下馬評が低かったグリズリーズ(34勝39敗)をプレイオフ進出目前というところまで牽引した。 モラントは新人王の選考対象となる3月11日(同12日)までの59試合では、平均得点(17.6得点)、アシスト(6.9アシスト)、FG成功率(49.1%)で全ルーキー中トップの成績を残したほか、ルーキーの中で最多となる11度のダブルダブルを記録。また、モラントは2月9日(同10日)のワシントン・ウィザーズ戦で、今シーズンのルーキーで唯一となるトリプルダブル(27得点、10リバウンド、10アシスト)を記録している。 プレイオフ出場最後の椅子を懸けてポートランド・トレイルブレイザーズと対戦したプレイイン・ゲームズでも気迫のこもったプレイでチームを引っ張ったモラント。さらなる成長が期待される来季は、果たしてどんなプレイを見せてくれるのか。