76ersのベン・シモンズ、ウォリアーズへのトレードを米記者主張「カリー&トンプソンと組ませるのにピッタリ」

フィラデルフィア・76ersはプレイオフ1回戦負けを喫し、二枚看板であるベン・シモンズとジョエル・エンビードのデュオ解体説が過熱中だ。そんななか、『NBC Sports』のトム・ヘイバーストロー記者は、シモンズのゴールデンステイト・ウォリアーズ行きを推奨している。 76ersはシモンズが8月5日(日本時間6日)のワシントン・ウィザーズ戦で左膝を痛め、関節内の遊離体を除去する手術を受けて離脱。プレイオフ1回戦ではボストン・セルティックスに屈辱の4連敗を喫し、ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)の解任が決まった。 エルトン・ブランドGM(ゼネラルマネージャー)は「ベンもジョエルもトレードする気はない」と明言したものの、二枚看板のトレードの噂は日に日にヒートアップ。なかでも、取引相手としてたびたび挙がっているのが、主力の故障が相次いで今季リーグ最下位(15勝50敗)に沈んだウォリアーズだ。

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ウォリアーズOBのクリス・マリンは「私ならエンビードを獲りにいく」と主張した一方で、ヘイバーストロー記者は“シモンズ派”だという。『NBC Sports Bay Area』のグラント・リフマン記者の取材に対し、このように理由を述べている。 「獲るならベン・シモンズだ。彼はステフィン・カリー&クレイ・トンプソンと組ませるのにピッタリだ。みんなは『ドレイモンド・グリーンが同じ役割をしているのに、なぜ同じタイプの選手を獲る必要があるんだ?』と言うかもしれない。ベン・シモンズ(24歳)はドレイモンド・グリーン(30歳)よりもだいぶ若い。ウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの次のフェーズに移行するための選手を射止めないといけない。ドラフト2位指名権で指名した選手と、ミネソタ・ティンバーウルブズから(アンドリュー・ウィギンズのトレードで)手にした2021年のドラフト指名権(1巡目×1+2巡目×1)のパッケージになるだろう」 2014-15シーズンから5年連続NBAファイナル進出を果たし、2連覇を含む3度のリーグタイトルを獲得するなど王朝を築いたウォリアーズだが、カリーが32歳、トンプソンとグリーンが30歳と徐々に高齢化が進んでいる。世代交代を見据えた上でも、シモンズ獲得は有効な一手だとヘイバーストロー記者は説いている。 「ベン・シモンズがウォリアーズに来た場合、スティーブ・カーHCとフロントは彼に苦手な3ポイントを打つように説得するはずだ。(76ersの)ブレット・ブラウンHCの元ではその意思がなかったプレイの多様化につながると思う。シモンズは膝に故障を抱えているが、コートを行き来するスピードは素晴らしい。彼はアンドレ・イグダーラのようになるだろう。様々な選手を封じ込めて、ファイナルMVPに輝くことも可能だ」 果たして、シモンズは今オフにウォリアーズへ新天地を求めることになるのだろうか。

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