ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムはNBA3年目の今シーズン、キャリアハイの平均23.4得点、7.0リバウンド、3.0アシスト、1.4スティールを記録してオールスター初出場も果たした。成長著しい22歳に、同じデューク大出身の解説者も、殿堂入り選手のグラント・ヒルを引き合いに出して称賛している。 成長株のテイタムについて『heavy.com』で語ったのは、2002年のNBAドラフト全体2位指名でデューク大からシカゴ・ブルズに入団したPGで、現在は解説者を務めるジェイ・ウィリアムズだ。
「4年前、JT(テイタム)はデューク大で1年生だった。(デューク大卒業生で)ミルウォーキー(バックス)で当時NBA選手として活躍していたジャバリ・パーカーに、1時間ずっと手を焼かせていたのを見た。当時わずか17歳だ。『こいつは特別だ』とジャバリ・パーカーが言っていたのを覚えている」 2014年の全体2位指名でバックス入りし、2016-17シーズンには平均20.1得点を挙げていたパーカー(現サクラメント・キングス)相手に、大学1年生の時点で互角以上のプレイを見せていたという。ジェイ・ウィリアムズは、22歳のテイタムが近い将来、MVPを争うことになると予想している。 「今のプレイを続けていれば、JTは今後数年でMVPレースに顔を出してくるだろう。彼はデューク大出身の中で最高の選手の1人かもしれない。そこまでアスレティックではないが、そのスキルはグラント・ヒルを彷彿させる」 2017年のNBAドラフト1巡目3位指名でセルティックス入りしたテイタムは、ルーキーイヤーからスタメンに定着。平均得点を13.9→15.7→23.4と着実にアップさせ、チーム随一のポイントゲッターに成長した。今年2月には平均30.7得点、7.9リバウンド、3.2アシストの大活躍でイースタン・カンファレンスの月間最優秀選手に輝いている。 フィラデルフィア・76ersとのプレイオフ1回戦でシリーズ平均27.0得点、9.8リバウンド、2.5アシスト、3ポイント成功率45.2%を記録したテイタム。カンファレンス準決勝で昨季王者のトロント・ラプターズを撃破するには、若きエースの爆発は不可欠だろう。