ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、リーグ再開後の8月9日(日本時間10日)に51得点、10日(同11日)に61得点を挙げるなど大活躍を披露。カンファレンス9位からプレイイン・ゲームを勝ち上がってポストシーズンに進出する立役者となり、シーディングゲームのMVPも受賞した。 改めてリーグ屈指のスーパースターであることを証明したリラードだが、『The Athletic』のサム・アミック記者によると、今シーズン開幕前にロサンゼルス・レイカーズとブルックリン・ネッツが獲得に乗り出していたという。 レイカーズは2019年6月にアンソニー・デイビスのトレード加入が決定する前、レブロン・ジェームズとリラードのコンビ結成を目指していた。また、ネッツはカイリー・アービングと契約する前、リラードが移籍に興味があった場合はケビン・デュラントの相棒として獲得を目指す姿勢だったようだ。 NBA8年目の今季、リラードはレギュラーシーズンでリーグ3位の平均30得点をマーク。30歳と選手として全盛期にある彼が、もしレイカーズかネッツに移籍していたら、リーグの勢力図にも大きな変化が起きていたかもしれない。 ただ、2012年のドラフト1巡目6位指名でNBA入りからブレイザーズ一筋のリラードは、常にチーム、ポートランドへの愛着を公言。過去にはブレイザーズで現役を終えたいと語っており、その忠誠心を示している。