「選手が下した決断を全面的にサポートする」バックスのオーナー陣が試合ボイコットに関する声明文を発表

ミルウォーキー・バックスは8月26日(日本時間27日)、地元ウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性ジェイコブ・ブレイク氏の銃撃事件に抗議するため、開催予定だったオーランド・マジックとのプレイオフ1回戦第5戦をボイコットした。 試合前、対戦相手であるマジックの選手はコート上に現れていたが、バックスがボイコットしていることを知ってロッカールームに下がった。その後、NBAは同日に予定されていたバックス対マジック、ヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティ・サンダー、ロサンゼルス・レイカーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズの全3試合を延期すると発表した。 バックスのオーナーのマーク・ラスリー氏、ウェス・エデンス氏、ジェイミー・ディナン氏が、選手の試合ボイコットについて発表した声明を、『NBA.com』が伝えている。 「我々は、バックスの選手と、彼らが下した決断を全面的にサポートします。我々は、選手がボイコットすることを前もって聞かされていませんでしたが、彼らの考えに心の底から同意しています。変革を起こすための唯一の手段は、今我々の目の前で起こっている人権問題への注目を高めることです。我々の選手は、それを実行に移しました。我々は、今後も彼らの側に立ち、説明責任と変革を要求し続けます」 なお、バックスと同じミルウォーキーに本拠地を置くMLB(大リーグ)のミルウォーキー・ブリュワーズも、同日に行われる予定だった試合を放棄することを発表している。

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