8月24日（日本時間25日）に行われたロサンゼルス・クリッパーズとのプレイオフ1回戦第3戦で、決勝のブザービーターを決めたダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチに称賛が相次いでいる。 第2スコアラーのクリスタプス・ポルジンギスが故障欠場となり、自身も左足首に痛みを抱えながらのプレイとなったシリーズ第3戦で21歳のドンチッチは、43得点、17リバウンド、13アシストという驚異的なスタッツをマーク。132対133と1点のビハインドで迎えた試合終了残り3.7秒の場面では、自身初となるブザービーターをステップバック3ポイントシュートで沈めてシリーズをイーブンに戻すことに成功している。
その圧巻のパフォーマンスに多くの現役・元選手がツイッターで反応している。ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、「BANG BANG！！ ※マイク・ブリーンの声で」とその試合で実況を務めたマイク・ブリーン氏のお馴染みのフレーズを用いて興奮を表現し、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーも「ルカ・ドンチッチ、それはやばいよ……」と感嘆のコメントを投稿。そのほかにも、デイミアン・リラード（ポートランド・トレイルブレイザーズ）、ドウェイン・ウェイド（元マイアミ・ヒートほか）、ポール・ピアース（ボストン・セルティックスほか）、マヌ・ジノビリ（元サンアントニオ・スパーズ）などが、それぞれドンチッチに賛辞を送っている。 レギュラーシーズンを含めると自身3度目となる40得点超えのトリプルダブルを達成したドンチッチ。マーベリックスのPR部門によると、プレイオフで43得点、17リバウンド、13アシストというスタッツが記録されたのは史上初の出来事であり、加えてドンチッチはプレイオフでブザービーターを決めた選手の最年少記録を更新（21歳177日）したという。また、プレイオフで40得点以上を記録したうえで逆転での決勝ブザービーターを成功させた選手は、NBA史上マイケル・ジョーダン（元シカゴ・ブルズほか）とドンチッチのみだと『ESPN』が伝えている。 クリッパーズを撃破してシリーズを2勝2敗としたマーベリックスは、8月25日（同26日）に第5戦を行う。「言葉では表現できない」と第3戦の活躍を振り返ったドンチッチが、次戦でどんな“マジック”を披露してくれるかに注目だ。