アダム・シルバーNBAコミッショナー、プレイイン・ゲームズの採用継続を示唆「フォーマットを確立する機会」

NBAは8月15日(日本時間16日)、ウェスタン・カンファレンス8位のポートランド・トレイルブレイザーズと同9位メンフィス・グリズリーズによるプレイイン・ゲームズ第1戦が行われ、126-122で勝利したブレイザーズがプレイオフ出場の最終切符を獲得した。史上初の試みは大いに盛り上がりを見せたが、アダム・シルバー・コミッショナーはプレイイン形式の継続を示唆したという。 NBAは7月30日(同31日)末からフロリダ州オーランドでの集中開催で中断していたシーズンを再開。プレイオフ出場の可能性を持つ22チームがシーディングゲーム8試合を戦い、各カンファレンスの8位と9位のチームが4ゲーム差以内の場合、プレイオフ最終スポットを懸けたプレイイン・ゲーム(8位チームは1勝、9位チームは2戦2勝でプレイオフ進出確定)を実施する新フォーマットが採用された。 ウェスタン・カンファレンスは最終日まで8位・9位の枠をブレイザーズ、グリズリーズ、フェニックス・サンズ、サンアントニオ・スパーズが争い、プレイイン・ゲームも白熱した展開でブレイザーズが勝利。プレイオフ開始を前に一つの見どころを作った。

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『Sports Illustrated』のクリス・マニックス記者によれば、シルバー・コミッショナーは「それについてはしばらく話し合ってきた。プレイインのフォーマットを確立する機会だと捉えている。今回の形式が正式なフォーマットになるかは分からないが、継続していきたいと思っている」と、2020-21シーズン以降の正式採用を示唆したという。 NBAは昨秋、レギュラーシーズン78試合と各カンファレンス4チームずつがプレイオフ最後の2枠を争うプレイイン・トーナメントのアイデアが浮上していたが、具体化せず。試合数が多く、プレイオフ前に十分な準備期間を取れなくなるのがネックとされてきた。実際、プレイイン・ゲームズの採用には現役HC(ヘッドコーチ)の間でも意見が分かれている。 フィラデルフィア・76ersのブレット・ブラウンHCは、「プレイイン形式はエキサイティングだ。だが、82試合ある状況で賛否があるのは当然だ。私は投票があるとすれば反対する」と反対派。一方、ロサンゼルス・レイカーズのフランク・ボーゲルHCは、「アダム・シルバーに任せる。彼らは革新的で、できる限り試合をより良いものにしようと素晴らしい仕事をしている。私は伝統主義世代だが、リーグに任せるつもりだ」と決定には従う意向を示した。 今年12月の開幕が見込まれる新シーズンでも導入することになるのか。シルバー・コミッショナーの今後の決断に注目が集まる。

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