NBAが、フロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)内にいる全チームにマスクの着用を徹底するよう再度要請し、ルールを破った場合は罰則もあることを伝えたと、『New York Times』のマーク・スタイン記者が報じている。
スタイン記者によると、NBAはチームに送った通知の中で、バブル内にいる全ての選手とスタッフがマスクやフェイスカバーを着用することを改めて徹底すると共に、次回のチーム・ミーティングでマスクの重要性について再指導するように要請したそうだ。またNBAは、バブル内でマスクを着用していないことが発覚した場合、警告、罰金、出場停止、もしくはバブルからの強制退出も有り得るとしているそうだ。 シーズン再開を迎えるにあたりNBAは、バブル内で新型コロナウイルスの感染が広がらないように、感染防止対策のルールを守っていない選手やスタッフを通報するためのホットラインを新設した。このホットラインでマスクを着用していなかったことを通報されたロサンゼルス・レイカーズのドワイト・ハワードは、NBAから警告を受けている。 NBAのバブルにおける厳格なルールを窮屈に感じる選手やスタッフも多いかもしれないが、フロリダ州の新規感染者数や、バブルの形を取らなかったMLB(大リーグ)やMLS(メジャーリーグ・サッカー)で複数の感染が報告されていることを踏まえると、NBAの感染防止策の有効性は明らかだと言えるだろう。